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2014.07.08
25年度全建賞に本県道路3事業

建設技術発展への寄与を目的に昭和28年に創設した表彰。今年度で61回目となる。今回、過去最多の297事業の推薦があり、建設技術の活用や公共事業の進め方、ストック運用の工夫など、技術者の英知を集めて成果を生んだ7部門60事業を選んだ。
道路部門は全17事業が受賞。23年新潟・福島豪雨の災害復旧事業で2事業が表彰を受けた。
国道252号滝スノーシェッドは、迂回路の通行困難に対応して、降雪期まで5カ月という限られた期間の中で、道路管理者とコンサルタント、施工会社等が一体となって約3カ月半での暫定供用、約5カ月での全面供用を果たした点が評価を受けた。事業実施期間23年9月2日~24年8月20日。滝谷建設工業の施工。
国道252号二本木橋の復旧は、落橋した橋の架け替えで、北陸地方整備局長岡国道事務所が、直轄権限代行事業として実施した。東日本大震災に対応中だった東北地整に代わって北陸地整が臨機に対応。仮橋復旧を、58日間で完了させ、本格的降雪期に間に合わせたほか、早期復旧に努めた点も評価された。実施期間23年10月7日~25年11月2日。施工は鉄建建設、本間組、前田建設工業、宮地エンジニアリング、会津土建。
常磐道・広野IC~常磐富岡IC間の復旧は、放射線下での復旧事業という経験のない作業環境で、作業員の安全管理、建設副産物の扱いなどのさまざまな課題を克服し、地域の復興のシンボルとなる常磐道を、当初目標を前倒しして復旧させた。実施期間23年3月11日~26年3月31日。大成建設が施工した。
港湾部門で受賞の「東北における産業・物流復興プランと港湾施設の復旧方針」は、震災で被災した9港湾で、港湾関係者、港湾背後の関係者との調整を経て、被災1カ月後に開始した各港の復興計画を5カ月、東北地方全体の復興計画を3カ月で策定した。各港の岸壁を2年、防波堤は5年という、明確な復興目標を立て、達成したことも評価された。
※全建賞を受賞した国道252号 二本木橋災害復旧事業(北陸地方整備局長岡国道事務所)
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