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2012.09.28
「万世大路」選奨土木遺産に認定/来月6日に記念フォーラム

選奨土木遺産は①社会へのアピール②土木技術者へのアピール③まちづくりへの活用―を目的に平成12年度に創設した。近代土木遺産(幕末~昭和20年代)が対象。
今年度は全国で25件を認定。万世大路は明治・昭和期の先端土木技術を駆使し、山形・福島両県の物流と人の交流・絆を育んだ歴史的地域資産として受賞した。
万世大路は、国道13号の前身となる道路。栗子峠などの厳しい自然条件を克服し、当時の隧道として日本最長となる栗子山隧道(L866m)を含め、明治14年に新道を開設。車両通行を可能とした昭和の大改修(昭和12年)を経て、昭和41年の13号開通まで福島市と米沢市を結ぶ幹線道路としての役割を果たした。
フォーラムは土木遺産認定を記念し、万世大路の土木遺産としての意義、遺産と地域づくりのあり方、遺産継承のあり方について考える。主催は記念事業実行委員会。萬世大路連絡会、土木学会の共催、東北地方整備局福島河川国道事務所、県北建設事務所、福島市らが後援している。
沢木大介太平洋コンサルタント解析技術部長が「歴史的建造物のコンクリートに化学分析のメスを入れる~野蒜築港、古代ローマコンクリートから栗子隧道まで~」と題して講演。角屋由美子米沢市上杉博物館学芸主査が「時代が土木に求めたもの」について基調講演し、「土木遺産を継承し未来に活かす~地域づくりと土木遺産~」をテーマとしたパネルディスカッションを行う。
入場は無料で、事前の申し込みも不要。開催時間は午後2時半から5時まで。フォーラムに先立ち午後2時から、認定授与式を行う。問い合わせは実行委員会事務局の置賜総合支庁建設部建設総務課TEL0238(26)6099。
→万世大路の栗子山隧道。右側が開設時、左側が昭和の大改修で建設した隧道
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