福島建設工業新聞社

県が1995年に事業着手した下郷町の国道289号南倉沢バイパス延長6・2㌔のうち、南倉沢トンネルを含む2・6㌔が完成し24日、下郷町の道の駅しもごうで完成式が行われた。2008年の甲子トンネル開通から順次、部分開通し、交通不能区間を解消した甲子道路延長23・3㌔の整備が完了した。
野生動物による交通事故防止のための柵設置に加え、沢水を流す横断構造物に、動物の移動経路(けもの道)の効果も持たせている。
式は県が主催し、杉明彦県土木部長は「さらなる道路ネットワーク充実に努めたい」と式辞を述べた。関係者がテープカットし完成を祝った。