福島建設工業新聞社

県総合防水工事業協同組合は24日、須賀川市のものづくり支援センターで、今年度後期の技能検定試験に備えた防水技能トライアル講習会を開いた。3工種合せて15人が受講し、検定合格を目指して学科・実技講習に真剣に臨んだ。
技術・技能の向上を図るため、技能検定試験前に毎回実施しているもの。今回は塩化ビニル系シート防水1級4人、改質アスファルトトーチ工法1級1人、樹脂接着剤注入施工1級10人が受講。メーカーのロンシール工業、昭石化工、コニシから講師を招き、午前に学科、午後に実技講習を行った。
実技講習前のあいさつで同協組の金澤正夫代表理事は「ポイント、手順、数字の確認などをしっかりと行い、流れを覚えていこう。新しい言葉も出てくるので、分からないことは必ず講師に確認しながら頑張ってトライし、試験に臨んでほしい」と受講者を励ました。
受講者は試験合格に向け、本番さながらに課題に取り組んだ。
25日には実技試験で、合成ゴム系シート防水1級に3人、塩化ビニル系シート防水1級に5人、改質アスファルトトーチ工法1級に1人、樹脂接着剤注入施工1級に8人、同施工2級に3人が挑戦。26日には同施工1級実技試験に3人が臨む。
学科試験は、塩化ビニル系シート防水1級と改質アスファルトトーチ工法1級、合成ゴム系シート防水1級が2月3日に、樹脂接着剤注入施工が同10日に行われる予定。