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2017.12.27
アーカイブ拠点設計が固まる/双葉町に県が整備

世界初の甚大な複合災害の記録・教訓、そこから復興する過程を収集・保存・研究し、後世に継承・発信する施設。建設地は双葉町中野地区復興産業拠点に含まれ、復興祈念公園予定地に隣接する敷地約3万5000平方㍍。
設計は5月に公募型プロポーザルで選定した惟建築計画が担当した。コンセプトは①未来をひらく交流の場②復興祈念公園、産業交流センターとの連携③四方から見えるモニュメンタルな建築④語り部が伝える学びの場⑤建築と展示ストーリーの一体化⑥貴重な資料の保存と継承。
敷地中央を東西にアクテビティパスが走り、双葉町が整備する産業交流センターが南接する。パスの北側には、浜側から順にアーカイブ広場、アーカイブ拠点施設、駐車場、観光バス駐車場を設置する。
施設の規模はRC一部S造2階建て延べ約5200平方㍍(1階2700、2階2500)。外観は祈念公園側に向けて包むように弧を描き、内部はストーリーに沿った展示施設や管理・研究エリア、研修・会議エリア・サービス収蔵エリアを設置する。ストーリーはプロローグ、災害の始まり、原子力災害の影響と対応(短期)、県民の想い、原子力災害の影響と対応(長期)、復興への挑戦。1階のプロローグ(導入シアター)を介して、2階にアプローチする。収蔵庫は津波への懸念から2階部分に設置する。
総事業費55億円、建設費32億円。
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