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2017.11.24
河川整備基本方針/富岡2水系で策定へ/県審議会で大筋了承 長林会長を再任

河川整備基本方針は、治水等に関する長期的な整備の目標を示すもの。平成9年の河川法改正により、河川整備の実施予定がある河川で、河川整備計画と2本立てで河川管理者に策定が義務付けられた。県では、浜通りの県管理2級河川36水系のうち11水系で基本方針を策定するものとし、新田川を除く10水系で策定を終えた。
その後、震災による津波被害を受けて、対策の必要が生じた河川を対象に追加。27年12月に①砂子田川②滑津川③弁天川④神白川の4水系の基本方針を策定した。今回、避難指示区域の再編を受けて、富岡町内を流れる2河川で策定する。
基本方針案によると、治水安全上の計画規模を富岡川で30分の1(30年に1度)、紅葉川で10分の1に設定。治水基準点における計画高水流量を、富岡川(富岡橋)で毎秒600立方㍍、紅葉川(仮称・紅葉川橋)で毎秒120立方㍍と定めた。両河川、洪水調節施設による流量調節は無く、全量を河道により流下させる。
2河川では基本方針の策定と並行して、河川堤防の復旧整備が進行している。
水防災意識社会再構築ビジョンの取り組みも報告した。水害発生リスク情報の把握・公表で、河川管理者の県が作成、市町村に提供する「洪水浸水想定区域」を見直す。前提条件となる計画降雨を、30年に1度といった従来の河川改修計画規模から、想定最大規模に変更して、32年度までに29河川で作成する。
新委員になって初めての会合で、大河原聡土木部長が各委員に辞令を交付。会長に長林久夫日本大学工学部名誉教授を再任した。
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