福島建設工業新聞社

被災地の復興地域づくりにどのように風景街道が貢献できるか、風景街道の活動を継続していくための人材育成をどうすべきかを考える「日本風景街道大学・ふくしま浜街道校」=写真=が10日、いわき市平のいわき産業創造館で開かれ、全国の地域づくり団体、地元の行政、事業者、高校生など合わせて約250人が参加した。同校実行委員会(いわき市、広野町、NPO法人ハッピーロードネット、NPO法人日本風景街道コミュニティ、いわき観光まちづくりビューロー、広野町観光協会)の主催。
「風景街道と復興地域づくり、そして次世代への継承」をメーンテーマに、基調講演や次世代へ向けた地域づくりなどの研究内容の発表を行い、浜通り地域の現状を全国に発信した。
石田東生実行委員長が「日頃感じていること、思っていることについて、それぞれの立場から意見を出し合い、今後の地域づくりに役立てほしい」とあいさつ。「風景街道・地域づくりと強靭化・地方創生」と題して基調講演した。全体会、分科会では、地域づくりの事例や研究成果、現地ワークショップの活動内容などを発表した。