福島建設工業新聞社

今年度ふくしま健康経営優良事業所の表彰式が22日、福島市のザ・セレクトン福島で行われた。
内堀知事は「新型コロナウイルス対策を実践していく上で、これまで以上に健康づくりが重要になってくる。受賞各社の先進的な取り組み事例を周知し、健康経営のさらなる普及啓発につなげたい」とあいさつ。内堀知事らが、知事賞を受賞した陰山建設の陰山正弘社長、福島民友新聞社賞に選ばれた大丸工務店の大和田知昭社長、福島民報社賞を受けた若松ガスの小山征弘社長に表彰状を贈った。
優良事業所の表彰制度は2018年に創設。健康経営を広く周知し、従業員の健康増進につなげるのが狙いで、今年度は162事業所を認定している。
表彰式後には、古井祐司東京大学未来ビジョン研究センター特任教授がコーディネーターを務め、知事と受賞3社の経営者らによる会談が行われた。
陰山社長は「従業員の高齢化が進む中、持続可能な体制づくりを進めるため、健康への取り組みを最優先としたい」と述べた。大和田所長は「元請会社が健康管理の重要性を示すことで協力会社にも影響を波及させ、建設業界全体の意識底上げにつなげたい」、小山社長は「健康増進の取り組みを始めたのは社員からの声によるもの。今後さらに制度を充実させていきたい」と語った。
内堀知事が「各社ともに健康第一の意識が根底にあり、当たり前のように取り組んでいることのレベルが高い。今後も笑顔で取り組みを継続していくことが重要だ」と総括した。
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