福島建設工業新聞社

須賀川市が整備を進めてきた須賀川特撮アーカイブセンターの開館式が3日、市柱田地内の同センターで行われ、同市が掲げる「特撮文化拠点都市の構築・発信」における中心施設の完成・オープンを祝い合った。
来賓約50人が出席。橋本克也市長は「開館への関係者の熱い思い、尽力に深く感謝する。特撮を、ものづくり日本ならではの後世に守り伝えていくべき宝として、多くの皆さんに親しまれ、愛される施設、地域に根付いた拠点となるよう、今後も努めていく」とあいさつした。
所昌弘文化庁参事官(芸術文化担当)付芸術文化支援室長、内堀知事、五十嵐伸市議会議長、庵野秀明NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構理事長が祝辞を述べ、日本が世界に誇る特撮文化の一層の継承、振興への第一歩となる同センターの開館に期待感を示した。
施設の北側壁面に描かれているシルエット怪獣の名前が「スカキング」と発表され、ネーミングし最優秀賞に選ばれた長沼中学校1年生の松本茉那美さん、須賀川高校1年生の折笠太規さん、市内在住の渡邊佳生子さんを表彰した。
同センターは1981年築の岩瀬農村環境改善センターを改修し再活用した。規模はRC一部S造2階建て延べ1128.12㎡。柱田字中地前22地内。設計・監理は水上設計、施工は建築主体が荒牧建設、電気設備が鈴電気、機械設備が共設。
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