福島建設工業新聞社

第5回ME研修(基礎コース)の現場実習が2日、郡山市笹川1丁目の市道笹川多田野線・大黒橋で行われ、受講者84人が老朽橋梁の劣化状況を確認した。
研修は、ふくしまインフラメンテナンス技術者育成協議会(中村晋会長)のME資格認定講習。17日に認定試験が行われる。
同橋はビッグパレットふくしまに近接し、東北本線や市道2路線に架かる5径間(単純ポステンPCT桁+単純ワーレントラス橋)の橋梁で橋長154.2m×幅員18.6m。老朽化が進み床版歩車道境界部のひび割れやPC間詰め部剥離などが進行しており、実習では班を分けて床版や支承、橋脚、舗装、防護柵、高欄等の経年劣化による損傷の状況を確認した。実習後、ビッグパレットで劣化個所の補修方法について意見交換した。