福島建設工業新聞社

県病院局は18日、福島市の県立医科大学で宮下病院機能検討委員会の初会合‌​を開いた。同病院は築後50年を経過しており、建て替えを前提に地域の果たすべき機能を検討する。視点は①民間病院の進出がない僻地であり、必要な医療提供体制を確保するため地域に公的な医療機関設置の必要性②診療圏の将来的な需要や必然性を考慮した適切な機能・規模。
これらを踏まえ医療的機能(医療の種類、病床の機能・規模、在宅医療、予防医療)、保健福祉的機能(地域包括ケアシステムに果たす役割、健康増進対策)、病院経営等(医師・医療スタッフの安定的な確保、持続可能な経営、建て替えの視点、地域づくりの参画の仕方)について検討を深め、委員会からの報告を受けて、年度内に基本構想を策定する。