福島建設工業新聞社

只見町建設業協会(美馬典昭会長)、只見町商工会建設業部会(飯塚信部会長)は30日、同町の季の郷湯ら里で2024年度労働災害事故防止講習会‌を開いた。美馬会長は「創意工夫による安全対策と各自の慎重な行動が重要。幅広い職種で情報を共有し、精度を高めていきたい」とあいさつした。
南会津警察署只見駐在所の佐藤啓司所長が交通安全について講話し、「だれもが被害者、加害者になる可能性があり、特に重大事故になる速度超過のないよう気を付けてほしい」と呼び掛けた。
AIG損害保険の岡本光史リスクアドバイザーがヒューマンエラー防止対策について講義した。近道・省略行動などでエラーは発生しており「1秒を笑うものは1秒に泣く。安全確認のためのわずかな時間を疎かにすることは、大切な時間を奪ってしまうこと」と注意喚起した。
永洸建設の酒井守さんが「各自が責任者という気持ちで、けがゼロ・事故ゼロを実行する」と安全宣言した。講習会は吉津総合保険事務所が協賛した。