福島建設工業新聞社

県建築士事務所協会は16日、西郷村の東京第一ホテル新白河で建築士事務所キャンペーンを行い、大島芳彦ブルースタジオクリエイティブディレクターが「リノベーションの発想によるまちづくり～潜在的価値の発掘と編集～(DXの浸透による暮らしの多様化と共に)」と題して講演したほか、BIMセミナーも開いた。
キャンペーンは、広く建築物の魅力を発信し、建築業界の担い手育成・確保につなげようと全国の建築士事務所協会で行われている。本県では各支部持ち回りで実施されており、今回は県南支部が主管した。日本建築学会東北支部福島支所共催。県、県建築士会後援。
会員のほか、一般の参加もあり、講演、セミナー合わせて延べ150人が聴講した。安藤会長がキャンペーンの趣旨を説明し「高齢化と併せ、若者が敬遠する職種であることに危機を感じる。まずはわれわれ自身が地域とのつながりを再度意識し、建築の新技術で身近な問題解決に貢献することで、地域に欠かせない職種であることを知ってもらうことが重要。本日の講演は職責を果たすための道しるべ」とあいさつした。