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2024.02.02

建築設計3団体が合同賀詞交歓会‌

県建築士会、県建築士事務所協会、県建築設計協同組合は30日、福島市のホテル福島グリーンパレスで合同賀詞交歓会‌を開き、団体傘下の会員、来賓ら約190人が参加した。
3団体を代表し遠藤一善県建築士会長が「建築文化の発展のため、安全で安心できるまちづくり、歴史的建築物の保全活用、景観保全に力を注いできた」と話した上で、「技術の研鑽と次世代の人材育成に力を集結し、信頼される建築士として実践に務めなければならない。3団体は社会の要請に応えられる見識と技術の向上に努め、建築文化のさらなる向上とまちづくり、住まいづくりを通して復興に貢献する」と決意を述べた。
来賓の佐藤宏隆副知事は、東日本大震災からの復興の歩みを紹介しながら、住まいの相談や被災住宅の補修再建、公共建築物に対する業務に継続して取り組んできたことに謝意を示したほか、「住宅ストックの質と量の適正化、防災・減災対策、子育て世帯や移住者への住宅供給、脱炭素社会実現へのZEB化、木質化など時代潮流に対応した建築住宅施策を取り組む」とし述べ協力を求めた。
佐藤義憲県議会土木委員長は「県民生活を支える社会資本整備が不可欠であり、優れた技術力と創造性を備える皆さんが一丸となり品質確保向上に取り組まれ心強い」とエールを送った。
開催地の木幡浩福島市長は福島駅東口再開発や西口のイトーヨーカドー撤退に触れ、「県都の顔に痛手となるが、福島駅東西を一体的に進める機会と捉えたい。公共だけでなく、民間投資も活発化させるため、建築の立場から支援を」と話した。
村井弘道ふくしま建築住宅センター理事長は能登半島地震に触れ「東日本大震災を乗り越えてきた建築業界の力がある。建築業界の力で支援をすることはわれわれの使命であり大切なこと」とあいさつした上で乾杯を発声し、歓談に移った。


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