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2023.10.06

4年ぶりに仙台でSAFETY2023

東北地方工事安全施工推進大会・SAFETY2023が3日、仙台市の日立システムズホール仙台で開かれた。
東北地方整備局、東北6県、建設業団体など15団体で構成する大会実行委員会の主催で34回目。約500人が参加した。コロナ禍の影響により2019年度以降は東北各県で分散開催しており、今回は4年ぶりに受賞者が一堂に会して開かれた。
実行委員長の山本巧東北地方整備局長が「建設業は気候に左右される厳しい条件下での屋外作業が多く、安全が最優先でなければならない。現場作業員や発注者が一体となって魅力ある職場つくりに努めよう」と呼び掛けた。
実行委員を代表して千葉嘉春東北建設業協会連合会長が「気候変動に伴う自然災害、疫病などの増加で建設業の役割は近年大きくなっている。建設業では来年4月から時間外労働の上限規制が適用されるため、安全を第一に据えながら働き方改革にも取り組まねばならない」と述べた。
来賓の竹内聡宮城労働局長は「作業手順の確認など基本事項の徹底を日々積み重ねることが何よりも大事。現場代理人には強いリーダーシップでの安全管理をお願いしたい」と訴えた。
山本局長が労働災害防止活動に積極的に取り組み、安全施工に貢献した現場代理人69人と、実行委員会が募集した「安全に関する体験・提案」の優秀論文25編を表彰した。
高橋嘉治宮城労働局労働基準部健康安全課長が労働災害発生状況と今後の安全衛生行政について情報提供したほか、工事事故防止事例として阿部隆司清水建設東北支店安全環境本部主席マネージャーが「移動型安全道場・甕割号」を紹介した。
大会スローガン「高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場」の実現に向けて加藤善守全国特定法面保護協会東北地方支部長が決意表明。関係者全員が団結して取り組むことを確認した。


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