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2023.09.25

高齢者宅へのエアコン設置進む/福島市

福島地区電気工事協同組合(広沢成夫理事長)は、福島市の熱中症防止緊急対策事業による高齢者宅へのエアコン設置について、申し込みから取り付けまでのワンストップ窓口を務めている。19日までに本申請23件を受け付けており、設置作業を進めている。
市は、災害級の暑さによる高齢者の熱中症発生リスクの軽減を図るため、エアコン設置費の半額助成などの事業費2255万円を9月補正予算で措置し、市議会開会日に、先行して予算案が承認された。65歳以上の高齢者のみ世帯(市県民税非課税世帯)などを対象に、固定の設置費用により8畳用、10~12畳用のエアコンを設置する。今月4日に申請受付を開始し、電話による住所や氏名、設置室広さのみの簡易な申し込みを基に、設置事業者が現地調査、本申請を行い、市の審査後に設置工事を行う。
21日に市内野田町の高齢者宅で行われた設置作業には、組合派遣の吉田電気工業から吉田隆悦社長と作業員2人が訪問した。別途工事となる専用コンセントの設置作業を経て、6畳の茶の間にエアコンを設置した。同工事を申請した高齢者は、「エアコン設置の機会をもらえたことはありがたい。最新の機械で電気代なども抑えられると聞くので、十分に活用したい」と感謝を述べた。


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