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2012.01.13

力強く中心杭打設/相馬~相馬西/地域復興の要に期待/福島相馬道路

 東北中央自動車道の一部となる国道115号相馬福島道路の相馬~相馬西間の中心杭打設式が11日、相馬市山上の山上郵便局近くで行われ、現地測量・地質調査の開始を祝った。
 式には相馬市、県土木部、東北地方整備局、地元山上地区区長会の代表が出席。立谷秀清相馬市長は「この道路は相馬地方にとって長年の悲願だった。東日本大震災からの復興に不可欠として、事業の前倒しが図られる。県北地方との連携、物流の安定化、原発事故対策の拠点となる相馬がその務めを果たす上でも極めて重要な高規格道路」とあいさつ。重野龍勇県土木部技監は「震災から10カ月の節目に中心杭を設置できることは復旧・復興の励みとなる」と述べた。太田光秋県議会議員が「建設促進議員協議会としても早期供用に向け活動する」と祝辞を寄せた。松本幸司磐城国道事務所長が事業概要を説明、用地交渉への協力を求めた。
 出席者の代表が力強く中心杭を打設、中心表示板の序幕を行い、事業の進捗を祝った。
 相馬~相馬西間は、震災復興の優先整備路線として新規事業化された延長約6km。阿武隈東道路東端と常磐自動車道仮称・相馬ICを結ぶ。昨年中に地元説明会を終え、3月頃を目安に現地測量調査・地質調査を実施、年度内に確定ルートの設計説明会を開く予定。24年度に用地幅杭を設置し、用地調査・買収に入る。概ね10年での供用を目指す。


杭を打設する相馬市長→