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2011.11.08

縦貫北道路/喜多方区間全線開通/前田武志国土交通大臣らテープカット

 国道121号会津縦貫北道路1工区4・7㎞(喜多方IC・塩川IC)開通式が6日、同市塩川町遠田の現地で行われた。21年10月に開通した2工区3・2㎞と合わせ喜多方市内の全区間が開通した。
 前田武志国土交通大臣、佐藤知事、山口信也喜多方市長があいさつし、渡部恒三衆議院員、増子輝彦、岩城光英、金子恵美、森まさこ、小熊慎司の各参議院議員が祝辞、テープカットし華やかに開通を祝った。
 開通により生活道路のほか、物流、観光などで効果を生むが、来賓からは会津医療センター(仮称)や、磐越自動車道会津若松ICに近い会津若松市高野町までの開通に加え、会津縦貫南道路の整備具体化を求める声が相次いだ。開通式後、佐藤知事が前田大臣に下郷町(4工区)の直轄代行早期採択などを要望した。
 熊谷順子東北地方整備局郡山国道事務所長が事業経過を報告した。震災直後、国道121号などの会津軸を起点に避難所へ約72万個のおにぎりを県内各地に搬送した例や、全線開通(冬期の場合)で、喜多方市役所から会津若松市の会津中央病院間が16分短縮するなど大きな効果があることなどが説明された。
 今回開通区間の4・7㎞は跨線橋を除く大部分が盛土工で、搬入土量は75万m3。上り車線側に防雪柵、中央分離帯は剛性防護柵を設置し、特に冬期間を想定した安全対策を講じた。企業の対応などで工期を短縮し、本格的な降雪前に開通した。

喜多方IC付近で行われた関係者によるテープカット→