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2011.09.12

道路の安全確保へ除草/川内村建設業協会/避難所から12人参加

 川内村建設業協会(根本謙一会長)は9日、原発事故の影響で警戒区域と緊急時避難準備区域に指定され、村民が避難している川内村内の国道399号で除草奉仕作業を行った。
 現在、国道399号は田村市方面から福島第一原発に通う作業員の通勤路であり避難住民の生活道路。いわき市側は除草を行っているが境の峠付近から川内側は震災以来手がつけられず草が伸び放題。道幅が狭い場所も多く、見通しの悪さから交通事故も発生している。
 同協会は毎年8月10日の道の日に除草奉仕作業を実施していたが、今年は延期していた。しかし、村民や道路利用者から除草の要望が多く寄せられたため、実施に踏み切った。
 参加者12人は郡山市の避難所などから午前8時過ぎに集合、根本会長が「交通量は少ないが安全には十分気をつけてほしい」とあいさつ。三瓶二郎理事が作業内容と熱中症対策を説明した。参加者は放射能防御服等を身につけ現場に向かい手際よく作業を行った。自らも参加した高野恒大区長は「国に道路拡幅など整備を要望している。地域復興のためにも早期実現を願っている」と話した。
 【参加会社】丸川建設、河原組、大和田建設、三瓶組、渡辺重建、佐久間工務店

手際良く作業を進める参加者→