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2018.05.16

小名浜港 マリンブリッジ/土木学会田中賞を受賞/維持管理への配慮など評価

小名浜港に29年3月末に完成した臨港道路「小名浜マリンブリッジ」が、土木学会(大石久和会長)が橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績を顕彰する「田中賞(作品部門)」を受賞した。授賞式は6月8日、東京都のホテルメトロポリタンエドモントで開かれる同学会総会の席上で行われる。
小名浜マリンブリッジは、東港地区の国際物流ターミナルと3号ふ頭地区をつなぐ橋長927㍍の臨港道路橋として東北地方整備局小名浜港湾事務所が整備した。
整備に当たり、長期の健全性を確保するため、斜材ケーブルの多重防食、定着具の桁内設置等のハード面で対策を行ったほか、ソフト面として点検マニュアルを建設段階から策定し、現地には目視点検を補助するため主塔や斜材等へのマーキング等を設置し、円滑な維持管理に配慮したことなどの取り組みが、今後の橋梁技術の発展に大きく寄与すると評価された。
主橋梁部の5径間連続PCエクストラドーズド橋とアプローチ部の4径間連続PC箱桁橋の3橋で構成され、小名浜港と周辺地区のランドマークとして周辺環境と調和し、景観に配慮したデザインとなっている。臨港道路橋としてのエクストラドーズド形式の採用は国内初。
22年3月に航路部桟台を皮切りに着工。東日本大震災により一時中断したものの、被災状況を把握するための損傷確認、調査を実施して補修、復旧工事に取り掛かり、早期に工事を再開するなど約7年で完成に至った。
航路部の実施設計はオリエンタルコンサルタンツ、下部工工事は若築・大豊・みらいJV、若築・大豊JV、清水・東亜JV、上部工工事は清水・東亜・川田JV、清水・川田JV。3号埠頭部の実施設計は中央復建コンサルタンツ、下部工工事は三井住友建設、上部工工事は三井住友建設、清水・川田JV。東港部の実施設計は日本工営、下部工工事は東亜・不動テトラJV、上部工工事はピーエス三菱、清水・川田JV。


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