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2016.09.16

郡山北工高生が大規模建築現場で研修/県建設業協会主催

県建設業協会は13日、福島市内で建設現場見学会を開いた。県立郡山北工業高校建築科の2年生40人(男子30人、女子10人)が、大規模建築工事現場2カ所(県警察本部庁舎整備工事、大原綜合病院移転新築工事)で研修した。
県警察本部庁舎整備工事の現場では、県総務部施設管理課の物井大専門建築技師と平育実建築技師、建築工事を施工する青木あすなろ建設の岩谷由記雄現場代理人、児玉淳治管理技術者らが対応。生徒らは現場事務所で平技師と岩谷現場代理人から、工事の概要や進捗状況について説明を受けた。工事は免震層など基礎が完了し、今月からA~Cに工区分けした高層棟の鉄骨建方に着手。A・B工区の3階床まで鉄骨が組み上がっており、生徒らはB工区の鉄骨建方作業などを見学した。
生徒からは大規模建築物の施工上の留意点や、構造が異なる高層棟(免震)と低層棟(耐震)の接続部における揺れ対策などについて質問が出された。生徒代表が「雨模様だったが見学できて良かった。この経験を進路等に生かしたい」と発注者、施工者に感謝の言葉を述べた。
庁舎はSRC造7階建ての高層棟とRC造2階建ての低層棟で構成し、延べ面積2万4482・72平方㍍。高層棟屋上の鉄塔を含めた高さは70・44㍍。県庁などに分散している県警本部の機能を集約し、災害時の危機管理対応や業務継続を可能とする危機管理拠点として整備する。
設計は山下設計。施工は青木あすなろ建設のほか、大槻電設工業・広栄電設特定JV(電気)、大槻電設工業(弱電)、倉島・温調特定JV(空調)、光和・アクーズ特定JV(給排水)が担当する。昨年10月に着工し、13日現在の進捗率は約25%。低層棟は29年2月から地上部の工事に入る予定。工期は30年2月28日。福島市杉妻町5の75地内。


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