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2021.06.16

常磐道いわき中央~広野間4車線化開通

東日本高速道路が整備を進めてきた常磐自動車道・いわき中央インターチェンジ(IC)~広野IC間の延長27kmは13日、全線4車線化供用を開始した。同日、楢葉町のJヴィレッジで完成記念式典を行った。
関係者約60人が出席。小畠徹東日本高速道路社長が「通常10年間はかかる事業を、ふくしまの復興後押しへ5年間で開通させた。開通により安全性、信頼性、定時性・速達性の確保が図られるなど、地域住民により活用される路線となる」とあいさつ。3月30日に相馬IC~新地IC間約6kmの4車線化が事業許可を受けたことについて「浪江IC~南相馬IC間約2kmの付加車線整備と合わせて全力で取り組みたい」と述べた。
大西英男国土交通副大臣、横山信一復興副大臣がオンライン等で祝辞を述べた。大西副大臣は「今回の開通路線は復興・創生期間内での開通指示を受けて整備を進めてきた。渋滞緩和や災害時の交通確保など県全体の復興創生を後押しできる。今後、浪江IC~山元IC間で順次4車線化を推進し、広野IC~浪江IC間は今年度内の事業許可に向けて必要な準備を進めていく」と述べ、一層の協力を求めた。
内堀知事が「今回の開通は復興に向けた力強い追い風となる。浪江・相馬間、相馬・新地間などの4車線化について、復興への新スローガン“ひとつ、ひとつ、実現するふくしま”を体現するように全力を尽くしたい」と祝辞を述べた。増子輝彦、森まさこ両参議院議員、清水敏男いわき市長、遠藤智広野町長が祝辞を寄せた。関係者がテープカット、くす玉開披を行って開通を祝った。


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